中学受験ロードマップ

はじめての中学受験

中学受験ロードマップとは

中学受験ロードマップは「中学受験の成功」という目標を達成するためのステップを、
楽しく、わかりやすく子どもやご家族で共有していただくために作成しました!

どうして中学受験ロードマップを作ったの?

中学受験を経験する中で、私自身いつも先の見えない不安を感じていました。
自分がこの先どうなるかわかっていないので、子どもにもパパにも受験がどういう流れで進んでいくのか説明ができませんでした。

情報が共有されないとどうなるか?というと、
そう、機会を失ったり、協力できず家族がになるんです…

「初めて中学受験をしようとする多くの人が同じ不安を抱えているんじゃないか?」

という思いから、このロードマップを作りました

ロードマップを家族で共有することの重要性

中学受験のロードマップが家族で共有されていないと、例えばこんな問題が発生します

  • 情報収集の時間が足りず、不十分なまま塾や学校を選んでしまう
  • 学校選びのタイミングがわかっておらず、受験直前に志望校のことで揉める
  • パパママで認識がズレていて、険悪な雰囲気になってしまう
  • 塾に言われるまま、場当たり的な学習になってしまう
  • 無理な先取り学習を子どもに勧めてしまう
  • 何か手伝いたい、手伝ってもらいたいと思っていても、具体的に思いつかず何もできない、指示できない

どれも避けたい事態ばかりですよね…

私も実際にこれらの問題に直面しました。どうしてパパは何もしてくれないんだろう?と不満ばかり持っていたこともあります。ですがいま思えば、パパもどうしたらいいのかわからなくて困っていたのかもしれません。

ロードマップはチーム内のスケジュールとタスクの共有にとても役立つものです。中学受験は家族というチームで協力して行うもの。ぜひロードマップを家族間の情報共有にお役立てください。

それでは!簡単にそれぞれのステップの説明をしていきます

入学前の島


入学前の島は「遊び」をとにかく楽しむ時期。

特におすすめなのは下記のような遊びや体験です。

  • 自然・季節を感じる遊び(筍掘り、田植え、潮干狩り、海水浴、栗拾い、焼き芋、ソリすべり、雪遊び…)
  • 家族・友だちとの遊び(鬼ごっこ、しっぽ取り、縄とび、砂場遊び、ごっこ遊び、手遊び、しりとり、トランプ…)
  • 五感を使った遊び(水遊び、絵の具遊び、粘土、楽器、リトミック)
  • 形を使った遊び(積み木、レゴ、LaQ、折り紙)
  • 絵本、パズル(好きなものを好きなだけ)

なぜこれらが大事なのかと言うと、上記のような遊びは学びの基礎になるものだからです。
知育教材も使っていました。「使って良かった!」という知育教材、通信教育は別に書きます。ただ、生活の中心はあくまで遊びで、知育教材は時々出してきて「何が出来るようになったか?」「得意不得意はどうか?」ということを確認するために使っていました。

1年生の島

1年生は学習習慣を身につける時期。短い時間でも集中して取組む習慣をつけることが目標です。こんなワークやドリルがおすすめです。

  • くもんや100マス計算などの計算ドリル
  • 宮本算数教室の賢くなるパズル、算数と国語を同時に伸ばすパズル
  • Discoverの天才ドリルシリーズの図形パズルや点描写など空間認知系
  • Z会グレードアップ問題集の社会・理科
  • KUMON出版のいっきに極める国語
  • サピックスブックスのきらめき算数脳
  • 頭がよくなる!知育シールパズル
  • なぞぺ~シリーズ

簡単過ぎず、難し過ぎず、お子様が面白そう!と思ったものに毎日取り組みましょう。一方で進度の早い、遅いはあまり気にすることはないと思います。ドリルが大好きな子はもちろん取り組んだら良いですが、幼児期に引き続き「遊び」が大事な年齢なのでたくさん遊んだり、時にはボーっとしたりして過ごしましょう。

加えて、家庭ならではのサポートとして、学習環境を整えることがあります。家の中で子どもが集中できる場所、保護者が見守りやすい場所を探してみましょう。収納場所についても注意が必要です。一年生になると、ランドセルや教科書が増えるので学習場所や学用品の収納を考え始めるご家庭も多いと思いますが、学年が上がり、塾に通い始めたりすると、参考書やテキストを置くための収納が想像以上に必要になります。リビングで学習しているならリビングに収納場所が確保できるように、「この辺りに本棚を置けそうかな」などと考えておくといいと思います。

2年生の島

2年生は体験からたくさんのことを学ぶことをおすすめします。「体験から学習する」のは幼児から小中学生まですべての年齢を通して大切なことですが、あえて2年生でと言ったのは理由があります。

  • 一人で出来ることが増えてくる年齢だから
  • 観察力がついてくる年齢だから
  • 2年生だと、先取り学習で先取りできることが少ないから

これらの理由から2年生で何に力を入れるか?といったら体験学習をたくさんするのが良いと思います!

たとえば、こんな体験学習があります

  • 家事を通しての学習(料理・洗濯・掃除・庭仕事・ペットの世話…)
  • 自然体験(キャンプ、釣り、カヤック、山歩き、雪遊び、農業体験)
  • 観察体験(野鳥、星座、草花、昆虫、岩石…)
  • 創作体験(クラフト体験、アート体験、創作劇などのワークショップ)

他にも普段から通っている、習い事からもたくさんの体験を得ることができます。習い事に関してはサピックスの先生も「通塾や家庭学習と日程が調整できるならば、制限する必要性はない。5年生まではやっていたほうがむしろ良い」くらいに言う先生が多いです。
学力だけではなく、色々な経験を通して得た思考力を持っている子がほしい、と考える学校が増えています。低学年のうちは特に急がば回れの精神で、子どもの興味関心の裾野を広げるような活動を増やしてあげられるといいですね。

忙しい保護者の方には効率的に体験学習ができる「理科実験教室」もいいですよ!費用はかかりますが、体験と学びを効率的にでき、子ども一人での参加は子どもにも大きな自信になります。

3年生の島

3年生の島は来年からの通塾に備え、準備の学年です。
中学受験の通塾は4年生から始めるのがメジャーです。集団指導塾のカリキュラムは、4・5・6年を通して受験対策が完成するように作られていることが多いからです。
塾の学年は2月から始まりますので、実際には3年生の2月から通塾が始まります
塾に入るには

  • 候補の塾を調べる(~12月)
  • 塾の説明会に参加する(~12月)
  • 入塾テストを申込む(9~1月)
  • 入塾テストを受ける(10月~1月)

というのがおおまかな流れになります。(カッコ内は目安の月)
「なぜ計画的に動かないといけないのか?」というと、入塾には時間がかかるからです。たとえばサピックスの場合ですが、いつでも入塾テスト(サピックスだと入室テストと言います)をしているわけではありません。1〜2ヶ月に一回くらいの決められた日に受験をします。そのため、2月から通い始めたいと思って、1月に問合せをしても、2月からは通えない、ということが起きます。

計画的に動く2つ目の理由は、塾によっては募集人数を超える生徒が集まってしまい、募集が終了してしまうことがあるからです。四年生から入塾する可能性があるのならば、入塾テストの申込み開始日と、実施日だけでも押さえておくと安心ですよ。

入塾テストのための学習は特別なことは必要ありません。新4年生の入塾のテストは算国2教科。1年生の頃から継続してドリルに取り組んでいるような子は算国どちらも問題ないんじゃないかと思います。

もしテスト慣れしていなくて心配ということであれば、「日能研の全国統一小学生テスト」や「算数検定」「漢字検定」を受けてみるのもいいかもしれません。

4年生の洞窟

4年生はいよいよ通塾が始まり、受験カリキュラムがスタートする学年です。

4年生の通塾はサピックスの場合だと週2回、3時間(17:00-20:00)。ただし授業前小テストがあるので16:30に到着していることが多いです。週に2日は学校から帰宅後すぐに塾という生活がスタートします。

4年生で大事なことはこんなことです。

  • 通塾→家庭学習のサイクルに慣れる
  • 五年生以降の受験頻出単元の基礎となる学習なので、しっかり固める
  • 理社では知識を暗記することに偏らず、背景の理解や疑問を持つ姿勢を重視する
  • 学校の説明会や公開行事に足を運び、進学する学校のイメージ作りをする
  • 子どもが自分なりのモチベーションを持つ

親は下記のようなサポートをします。

  • 塾への送り出し
  • 家庭学習のサポート(計画、声掛け)
  • テキストの整理
  • 一問一答

これらの学習サポートに加え、

  • 学校案内の入手
  • 学校ホームページの確認
  • 偏差値表の確認
  • 試験日程の確認
  • 説明会の予約、参加

といった情報収集サポートが始まり、だんだんと忙しくなってきたなと感じるかもしれません。

5年生の塔

5年生は授業内容が受験で頻出の内容になっていきます。

5年生の通塾はサピックスの場合だと週3回、3時間(17:00-20:00)。ただし授業前小テストがあるので16:30に到着していることが多いです。週に3日、平日の半分以上が塾という生活です。土日はほぼ休みですがたまにテストがあります。

重要な単元ばかりの5年生。どんな内容が特に重要かと言うと、これらが挙げられます。

  • 算数の比、割合、特殊算
  • 国語の漢字、文章読解(特に説明文や自らの体験と遠い文章が苦手な子が多い)
  • 理科の化学、物理、天体
  • 社会の地理(気候、農業、工業)・5年の後半から始まる歴史すべて

授業内容がだんだん難しくなり、つまづきを感じる子が増えてくるのも5年生。宿題の量もぐっと増えるため、宿題をすべて終わらせようとすると時間が足りず苦しむことも。宿題を終わらせようとするのではなく、その単元の理解するための学習にシフトしていかないと、なかなか苦しいことになります。

親としては4年生の内容に加え、下記のサポートをしていきます。

  • 家庭学習の取捨選択を子どもに促す。既に十分な理解がされている問題は繰り返しをしない、手も足も出ない問題にはあえて取り組まない、など。
  • 不明点を残さないように、先生への質問(質問教室)に行くのを促す
  • 家庭学習のサイクルを守る(週3回なので溜めると、取り組み方がやっつけになる)

さらに、5年生の間に、出来れば志望校のラインナップは決めておきたいところ。スケジュールの合間を縫って、学校見学にも積極的に参加しましょう!

6年生の城

6年生は前半は最後の基礎固め、後半は問題演習が中心になっていきます。

6年生の通塾はサピックスの場合だと週3回、4時間(17:00-21:00)。ただし授業前小テストがあるので16:30に入っていることが多いです。通塾日は平日2回土曜1回。9月になると志望校別のSS特訓が日曜に追加され週4回になります。SS特訓の時間は9:00-17:00だったように思います(が記憶があやふやなのでまた調べて書きます)

6年生のサポートは4年5年に加え下記のようなものが加わります

  • 過去問の用意、コピー
  • 惜しかった問題のコピー、ファイリング
  • 午前午後の授業の場合、お弁当の準備
  • 入試日程(出願、書類送付、試験日、発表日)の確認
  • 手元のお金の用意(授業料、講習費用、模試費用、受験料、入学金、授業料、寄付金)

ちゃんと試算をしていなかったので、想像以上に手元にお金が必要だったなという印象でした。実際にどれくらいかかったのかは、別にまとめて書きますが、5校受けて受験料入学金だけで約45万かかりました。

私は上記の中だと過去問の用意が大変でした。朝の忙しい時間に「ママ、夕方までにコピーしておいて」と言われて何度絶望したことか。声の教育社の過去問問題集からA4までのコピー機でコピーをしていたのですが、実はもっと楽な方法がありました。それは四谷大塚の過去問サイトを使うことです。会員登録をすれば無料で使えますのでぜひ使ってみてください。

あとはもう、身の回りの世話(食事・睡眠・片付け)と、メンタルサポートですね。特に最後の模試が終わった12月~1月は、とにかく最後まで全力で取り組めるようにということを念頭にサポートしていきました。

中学受験終了

お疲れ様でした!中学受験ロードマップはここで終了です。

中学受験の道のりを見ると、「とても大変そう」と思ってしまうかもしれませんが、すべてがいっぺんにやってくるわけではありませんので、そんなに構える必要はありません。一歩一歩、目の前のお子さんと進んでいけば、ひとつひとつは実現できることばかりです。

大変ではありますが「子どもと中学受験できて良かった」と言っている中学受験経験者のママが周りにはたくさんいます。私も中学受験を通して、子どもが成長する姿をたくさん見ましたし、小学生のうちに集中して学習する機会となって良かったと思っています。

こちらのロードマップが皆様の大切なお子様の受験の少しでもお役に立てば幸いです。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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