どうして中学受験するの?

はじめての中学受験

中学受験をする理由

「学び」「カリキュラム」「大学進学」「設備」「教師」に分けて、中学受験をする主な理由をご紹介します!

お金と時間をかけて、中学受験をしようとする目的は何なのか? これから中学受験をしようと考えている方、迷われている方の参考になればと思います。

最後にわが家が中学受験をする理由もお話します。ゆるりとお楽しみください。

【理由①】学びのゴールデンエイジ

●ゴールデンエイジ

中学受験の受験勉強は小学校4~6年生。小学生のうちに長時間の勉強はかわいそうに思われる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、私はかわいそうなだけではないと思っています。

小学校の中~高学年はゴールデンエイジと呼ばれる期間です。運動能力が飛躍的に発達するスポーツのゴールデンエイジとして一般には知られている期間ですが、学習のゴールデンエイジも同時期にやってきます*。この期間に学びの刺激を受けることで、脳が持つポテンシャルを活かす力が格段に上がると言われています!

大切なことは、「その子にとって適度な刺激」を受けること。頑張らなくても理解できてしまう内容や学習だと脳を使う機会がありません。その点、中学受験のための塾に行くと、習う内容は小学校の授業よりもずっと高度ですし、塾に行くとライバルもたくさんいます。たくさんの刺激を受ける機会には間違いなくなると思います。

脳のゴールデンエイジ、有効に使ってあげたいですね!

*出典:「勉強がどんどん身に付く、脳の“ゴールデンエイジ”っていつ?【理系博士の子育て第25回】」(https://withonline.jp/with-class/education/rikei-kosodate/D1C2K

【理由②】中高一貫校のカリキュラム

6年間を通じた中高一貫校のカリキュラムに魅力を感じて中学受験を選ばれる方も多いです。

中高一貫校のカリキュラムは学校毎に異なりますが、多くの学校で共通する特徴として「進度が早い」、「自由度が高い」の2点が挙げられます。

●中高一貫校のカリキュラムは進度が早い

数学に関して見てみると、中高一貫校は中1中2で中学範囲の学習を終え、中3では高校数学の学習に入っていきます。(これは特に中高一貫校がいそいで詰め込み教育をしているわけではなく、中学数学の範囲が狭く、高校数学の範囲が広いので自然に分けるとこうなるという話も)

大学受験前までで考えると、たとえば数Ⅲ終了は開成高校だと高校2年後期、日比谷高校は高校3年前期が目安。半年程度の開きが出てきます。

数学は一例ですが、他の科目でも高校受験がない分、中高一貫校のカリキュラムは進度が基本的に早いです。加えて、一定程度の学力を持った子だけが入学しているため、その学力に合わせた進度ですすんでいきます。

●中高一貫校のカリキュラムは自由度が高い

決められた教科書通りの授業はしていないような学校が、これまで見学に行った学校では多かったように感じます。教員の先生が「こんなことを知ってほしい」「経験してほしい」と思ったことが授業になっています。自分が学生時代には、ずっと教科書に沿った授業を淡々と受けてきた私にとっては衝撃的な授業形態がいくつもありました。

下記は自由度が高いなと思ったカリキュラムや取組みの一例です。

・教科書は使わず、先生作成のプリントで進行する

・第二外国語が学べる

・課外活動、フィールドワークがある

・中学3年生で卒業論文がある

・先生の研究分野を学ぶ授業がある

・一問について徹底的に考える授業

・授業がほぼ英語

今まで見学に行った学校の中で印象に残っているのは、たとえば、広尾学園の医進・サイエンスコースの研究活動があるカリキュラムや、インターナショナルコースの高い英語力を身に付けるためのカリキュラム。聖学院のGlobal InnovationクラスのSTEAMやPROJECTの時間があるカリキュラム。探求活動の時間を通年で授業に組み込んでいるような内容のカリキュラムはとても良いな!と思いました。

広尾学園の医進・サイエンスコース

広尾学園のインターナショナルコース

聖学院のGlobal Innovationクラス

【理由③】大学進学までの準備期間

理由の3つ目は「大学進学までの準備期間が長く取れる」です。中学受験を終えると、大学進学までは6年間!長いですね。

大学進学までの準備期間が長く取れるというのも、中学受験をする大きな理由のひとつです。

中学受験をする理由②で書いた通り、中高一貫校のカリキュラムの進度は早く、開成高校だと高校2年後期に数Ⅲが終了します。その後1年間は演習ができるということです。

もちろんそういった学習面のメリットも大きいですが、進路選択をじっくり考えられるというメリットも地味に大きい気がします。

大学進学は将来の職業にも関わる大きな選択なので、よく考えて選んでほしいですよね。学部や学問分野、職業のことを知ったり、そういったことにちゃんと向き合おうとするとそれなりに時間がかかります。それ以前にそもそも自分と向き合って何に興味があるのか、何を追求していきたいのかを考えたりする時間も必要だったりするので、やはり時間的余裕は大事だなと思います。

【理由④】施設・設備が充実している

これは特に私学の場合ですが、施設・設備が充実している学校が多いです

たとえば、こんな施設!

・大講堂

・図書館

・自習室

・理科実験棟

・コンサートホール

・プレゼンテーションルーム

・温水プール、屋内プール

・人工芝のグラウンド

・食堂、カフェテリア

お子さまが気になる施設はあったでしょうか?こんな部活に入りたいという希望があると「ここは外せない」というものが選びやすいかなと思います。

近年、土のグラウンドから人工芝にしている学校が増えています。人工芝は雨上がりでも滑りにくく、すぐに部活でグラウンドが使えるという良さがあるそうです。土だと乾くのを待ってからでしか使えないそうです。城北・サレジオ学院・国学院久我山などで学校ホームページで紹介されていました。

【理由⑤】教師のレベルが高い

理由の5つ目は「教師の異動が少なく、レベルが高い」です。

私立中学校の先生は当然ですが異動がありません。常勤の先生であれは数十年教鞭を取っている先生がごろごろいます。公立中学校だと良い先生がいたとしても、数年後までいるとは限らないため、なかなか先生で選ぶということは難しいです。

私学は校長先生も十年単位で変わらないことが多く、学校のカラーであったり教育方針が大きく変わらないという特徴があります。そのため、四年生、五年生で学校説明会に足を運んで学校や先生のことを知り、選ぶということが可能です。

また、高いレベルの中高一貫校の先生の特徴として、先生であり研究者であるということが挙げられると思います。生徒に教える仕事をしながら、先生自身で研究テーマを持っていることも多いです。そういった先生の知識や教養の深さには本当に驚かされますし、生徒たちも大きく影響を受けると思っています。

【理由…番外編①】家族や親戚の母校

家族や親戚の母校なので、その学校を受験したという話もよく聞きます。

実際に自分が行っていて、良い思い出のある学校だったら、オススメしたくなりますよね。うちの中学生と高校生の息子が通っている学校でも、お父さんとお兄ちゃんが卒業生で、なんて話もよく耳にします。

また、家族や親戚に卒業生がいない場合でも、知り合いなどから卒業生を見つけ、学校選びの参考にされている方もいらっしゃいました。一人ひとり、同じ学校でも見え方は違うとは思いますが、信頼できる方の話だったら参考になりますね!

【理由…番外編②】学区の中学校が心配

中学受験をする理由の番外編2つ目は「学区の中学校が心配」です。もし学区の中学校が学級崩壊を起こしていたりして、授業を落ち着いて受けられないのではという不安があれば、中学受験を選択する大きな理由になりますね…。

【理由…わが家の場合】友人と出会うため

わが家が中学受験をする一番の理由は「友人」です

中高生になると、外部からの影響がどんどん大きくなっていきます。外部(友人・先輩・先生)からの影響が、内部(家族)からの影響を中学生のときには超える、と言われています。中高生の大事な時期に、学業、趣味、スポーツ、恋愛、考え方…様々なものが広く深く友人からの影響を受けると考えています。そのため、お互いに良い刺激をし合える友だちを求めて、というのが大きな理由です。

また、話の合う、気の合う友だちを得る機会を得ることは、とても重要なことだと思っています。2016年度に内閣府が実施した調査によると、学校を居場所と感じていない学生は「自分の悩みを相談できる人がいない」と約6割が回答*しているという調査結果もあります。これは大変に重い数字です。

もちろん中学受験をしなくても、親しい友人と出会える確率はありますが、共通点が多いとその人に親しみを持ちやすいです。勉強を一緒にがんばっているというのも共通点のひとつなのだろうなと思います。なら、中高一貫校には面白いと感じる気の合う友だちがいる確率は高いと考えています。

*出典:総務省統計局ホームページ(https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h29honpen/s0_0.html

平成28(2016)年度に内閣府が行った「子供・若者の意識に関する調査」。平成28年12月に全国の15歳から29歳までの男女6000名を対象。「現在在籍している学校を居場所と思うか」という設問に「そう思わない」と回答した人は、「何でも相談できる友人・家族がいるか」という設問に約2割が「どちらかというとそう思わない」、約4割が「そう思わない」と回答

まとめ~中学受験をする理由

5つの理由と、2つの番外編、最後にわが家が中学受験を目指す理由をお話しました!


・【理由①】学びのゴールデンエイジ
・【理由②】中高一貫校のカリキュラム
・【理由③】大学進学までの準備期間
・【理由④】施設・設備が充実している
・【理由⑤】教師のレベルが高い
・【理由…番外編①】家族や親戚の母校
・【理由…番外編②】学区の中学校が心配
・【理由…わが家の場合】友人と出会うため

一方で中学受験にはデメリットもあります。教育費がかかることや、家族のサポートの負担が挙げられます。次回の投稿ではメリットデメリットを比較して紹介したいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございます。みなさまの大切なお子様の受験のご参考になれば幸いです。

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